一般内科(かぜ、腹痛など)への取組みと症例

メタボリックシンドローム

【メタボリック・シンドローム】

メタボリック・シンドロームとは、肥満により内臓脂肪が多くなった状態です。 この状態が持続すると、血液中の脂肪成分が多くなる高脂血症や、 内臓脂肪から分泌されるサイトカインでインスリンの感受性が低下して起こる糖尿病や、 交感神経の緊張や腎臓からのナトリウム再吸収が増加して起こる高血圧を合併して、 最終的に動脈硬化性の疾患(脳梗塞、心筋梗塞、腎不全など)をきたす危険があります。 それ程太っているようには見えない人でも内臓脂肪が多い場合があり、 また自覚症状がないため放置してしまうのが問題です。

心筋梗塞

この疾患を治療する上で一番大切なことは、現在の自分の健康状態を気づくことです。 当院ではbaPWVから血管年齢を推定したり(40代の人でも血管年齢70台という場合があります)、 頚動脈エコーで動脈硬化の程度を見たり(頚動脈の動脈硬化病変から脳梗塞を起こす場合があります)、 シミュレーション・ソフトを使って10年以内に心血管系の合併症が起こる確率を検討したりして、 早めに健康状態に気づいてもらい生活習慣の改善や治療の動機付け・継続への意欲を持ってもらうよう考えています。

【症例紹介】

症例1: 56歳 男性

健康診断で受診した56歳男性、 BMIはそれほど多くはないのですが腹囲は90cmあります。
毎日飲酒し、運動はゴルフにいく程度。現在のままの生活を続けると、 10年後(66歳)に心筋梗塞等を発症する危険性が30%以上と非常に高いことがわかります。

56歳男性の健康診断結果
図1-1

危険因子を減らしていく毎に10年後に心血管疾患が起こる確率が低下していきます。
降圧剤内服で血圧を下げ、食事・運動でコレステロールを下げ、 禁煙すると、どのくらい危険率が低下するかわかり、 生活習慣の改善や禁煙などを行ううえでの動機づけが出来ます。

56歳男性の健康診断結果
図1-2

症例2: 50歳 男性

50歳男性、健康診断で高血圧と高尿酸血症を指摘され、通院を開始。 降圧剤2剤服用で血圧が正常域に低下し、 baPWV(動脈硬化の指標)が低下していることから動脈硬化が改善されていることがわかります。

50歳男性
図2

症例3: 49歳 女性

49歳女性、高血圧、糖尿病の患者。 治療開始とともに動脈硬化の指標であるbaPWVが下がり(血管が柔らかくなった)、 尿アルブミンが低下(細い動脈への血圧による負担が減った)しました。 食事制限と投薬で糖尿病の重症化の指標であるHbA1cは良好なレベル(6.4以下)に保たれています。

49歳女性
図3

症例4: 73歳 女性

73歳女性、糖尿病で通院していらっしゃいました。 HbA1cの正常値は4.3から5.8で糖尿病管理としては6.4以下が望ましいです。 食事制限をしていて少しよくなるとまた食事量が多くなるようで、 HbA1cが上昇していました。糖尿病が悪化するとまた食事を控えるようになるようです。
このように経過を知ることで、食習慣を改善し安定した糖尿病のコントロールができます。

73歳女性
図4

診療日

診療時間
 9:00~12:30
14:00~18:30
診療時間
午前  9:0012:30
午後 14:0018:30
休診日
水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
その他 お盆休み・年末年始

交通アクセス

電車
電車でお越しの方
市営地下鉄 / 長町一丁目駅  南口から出て徒歩1分
バス
バスでお越しの方
宮城交通バス / 長町一丁目バス停降りてすぐ
車
車でお越しの方
当クリニックがあるビル2階にTimes24駐車場があります。 駐車券をクリニック受付にお持ちください。無料券を差し上げます。 駐車場が満車の場合はビル1階にある小泉薬局に声をかけてください。 使用できる駐車スペースに誘導してもらえます。